釉薬について

ぐい呑み

藁灰釉の革新:日本の陶器に初めて「白」をもたらした技法

日本の陶芸史上、藁灰釉(わらばいゆう)の登場は、それまでモノトーンであった陶器の世界に初めて装飾としての「白」をもたらした画期的な革新でした。この技法の確立により、陶器は単なる吸水を防ぐための道具から、多彩な装飾を施す「鑑賞の器」へと大きく...
技法

還元炎と酸化炎:窯の中の「空気」が器の色を決める

陶芸において、器の最終的な色を決定づけるのは、土や釉薬の成分だけではありません。窯の中で燃える「炎の性質」、つまり「酸素の量」が、器の色彩を劇的に変える大きな鍵を握っています。同じ材料を使っても、窯の中の「空気」のコントロール次第で、黄色に...
ぐい呑み

酒器の王道「斑唐津」:酒を注ぐと虹色に輝く至福の時2

古くから酒徒の間で語り継がれる「備前の徳利、唐津のぐい呑み」という言葉において、その「ぐい呑み」の筆頭に挙げられるのが「斑(まだら)唐津」です。数ある唐津焼の中でも「唐津といえば斑、斑といえば唐津」と謳われるほど、至宝ともいうべき特別な存在...
ぐい呑み

酒器の王道「斑唐津」:酒を注ぐと虹色に輝く至福の時1

唐津焼において「唐津といえば斑(まだら)、斑といえば唐津」と謳われるほど、斑唐津(まだらからつ)は至宝ともいうべき特別な存在です。特に酒器としての評価は高く、古くから言われる「備前の徳利、唐津のぐい呑み」の「ぐい呑み」とは、まさにこの斑唐津...
古唐津

「斑唐津」の白い釉薬の成分は何か?

古唐津の「斑唐津(まだらからつ)」に用いられる白い釉薬は、主に藁灰釉(わらばいゆう)を主成分として調合された、乳濁性失透釉(にゅうだくせいしっとうゆう)です。この釉薬は、その調合成分と特性において、当時の日本の陶器に「白」を装飾として導入し...