ぐい呑み

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高台削りの見どころ:陶工の技量が最も現れる瞬間のドラマ

唐津焼のぐい呑みを鑑賞する際、愛好家が必ずといっていいほど器を裏返して確認するのが「高台(こうだい)」です。 高台は単に器を支える台としての機能を超え、陶工の技術や作品への想いが最も顕著に現れる「器の裏の顔」とも称されます。1. 技量が露わ...
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藁灰釉の革新:日本の陶器に初めて「白」をもたらした技法

日本の陶芸史上、藁灰釉(わらばいゆう)の登場は、それまでモノトーンであった陶器の世界に初めて装飾としての「白」をもたらした画期的な革新でした。この技法の確立により、陶器は単なる吸水を防ぐための道具から、多彩な装飾を施す「鑑賞の器」へと大きく...
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「縮緬皺」と「土見せ」:高台周りに宿る古唐津の約束事

古唐津(室町時代末期から江戸時代初期にかけての唐津焼)を鑑賞する際、茶人や愛好家が最も注目する場所の一つが「高台(こうだい)」です。高台は、単に器を支える台としての機能だけでなく、陶工の技術や感性が色濃く反映されることから「器の裏の顔」とも...
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「縮緬皺」と「土見せ」:高台周りに宿る古唐津の約束事

古唐津(室町時代末期から江戸時代初期にかけての唐津焼)を鑑賞する際、茶人や愛好家が最も注目する場所の一つが「高台(こうだい)」です。高台は、単に器を支える台としての機能だけでなく、陶工の技術や感性が色濃く反映されることから「器の裏の顔」とも...
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不器用なぐい呑みに恋をする:「ひょうげもの」としての魅力

完璧に整った器よりも、どこか歪んでいたり、作り手の「不器用さ」が滲み出ていたりするぐい呑みに、私たちは抗いがたい魅力を感じることがあります。こうした「おどけ、ふざけた」ような、あるいは「いびつな」姿を愛でる感性は、古くから茶人の間で「ひょう...
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お気に入りのぐい呑みで一杯:日常を豊かにする「用の美」の力

唐津のぐい呑みが持つ最大の魅力は、作為のない「素朴な土の温もり」と、暮らしに根ざした「用の美」にあります。本来、唐津焼は名もなき陶工が庶民の日常のために作った「雑器」としてのルーツを持っており、飾るための美術品ではなく「使われることで完成す...
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ぐい呑みの裏の顔:高台の削りから陶工の魂を読み取る

唐津焼のぐい呑みを鑑賞する際、多くの愛好家がまず器を裏返して「高台(こうだい)」を眺めるのは、そこに陶工の魂や作品への想いが最も顕著に現れるからです。高台は、単に器を安定させるための台としての機能を超え、人の背中に例えられるほど豊かな表情を...
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酒器の王道「斑唐津」:酒を注ぐと虹色に輝く至福の時2

古くから酒徒の間で語り継がれる「備前の徳利、唐津のぐい呑み」という言葉において、その「ぐい呑み」の筆頭に挙げられるのが「斑(まだら)唐津」です。数ある唐津焼の中でも「唐津といえば斑、斑といえば唐津」と謳われるほど、至宝ともいうべき特別な存在...
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酒器の王道「斑唐津」:酒を注ぐと虹色に輝く至福の時1

唐津焼において「唐津といえば斑(まだら)、斑といえば唐津」と謳われるほど、斑唐津(まだらからつ)は至宝ともいうべき特別な存在です。特に酒器としての評価は高く、古くから言われる「備前の徳利、唐津のぐい呑み」の「ぐい呑み」とは、まさにこの斑唐津...
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ぐい呑みは手の中で育つ:使い込むほどに増す「味」の楽しみ

唐津焼のぐい呑みは、単に酒を飲むための道具ではなく、使い手の手の中で長い年月をかけて変化し、完成へと向かう「生きている器」です。この変化を愛好家たちは「育つ」と呼び、その過程にこそ、他のやきものにはない格別な楽しみを見出しています。1. 「...