2026-02

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柿右衛門解説(1)

柿右衛門解説江戸時代初期から現代まで、佐賀県有田町(ありたちょう)を中心に展開した磁器生産は、日本陶芸史で際立つ位置を占めます。とりわけ染付〔注:コバルト顔料で下絵を描き透明釉の下で焼く技法〕・青磁〔注:鉄分を含む釉による青緑色の磁器〕・赤...
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古九谷解説(5)

古九谷解説(5)古伊万里(こいまり)〔注:肥前有田の17世紀磁器総称〕と、伝世(でんせい)古九谷(こくたに)〔注:後世まで伝わった九谷系の作例群〕の作風が大きく異なるのに、両者とも有田(ありた)で焼かれた可能性があるなら、その内在的な問題点...
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古九谷解説(4)

古九谷解説(4)古九谷(こくたに)を深く愛好する人々にとって、「伝世古九谷の素地(そじ)〔注:器体の胎土・磁胎〕の大半は有田(ありた)製」という推定は受け入れ難く、物原(ものはら)〔注:窯周辺の廃棄場〕出土片が九谷素地の全貌ではないのでは、...
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古九谷解説(3)

古九谷解説(3)加賀藩(かがはん)による初期の柿右衛門(かきえもん)焼など伊万里(いまり)色絵の買付が、のちに古九谷(こくたに)と見なされていく過程を前回推測しました。大聖寺(だいしょうじ)藩が九谷磁石(くたにじせき)〔注:九谷周辺で産する...
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古九谷解説(2)

古九谷解説(2)有田(ありた)の色絵磁器〔注:釉上に多色の絵付を施す磁器〕は、初代・酒井田柿右衛門(さかいだ かきえもん/喜三右衛門)の史料「覚(おぼえ)」に記録されているとおり、正保四年(1647)以後にオランダ東インド会社〔注:VOC、...
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古九谷解説(1)

古九谷概説古九谷(こくたに)の窯は、長く実態が不明確で、有田(ありた)磁器との関係も含めて専門家や愛好家の間で論争の的でした。こうした状況を受け、石川県は昭和四十五年(1970)から同五十二年(1977)にかけて石川県古窯跡発掘調査委員会の...
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乾山(けんざん)解説(2)

乾山解説(2)—白化粧下地と工房生産の展開乾山(けんざん)の作品で特に注目されるのは、元禄十五年(1702)の年紀をもつ藤原定家(ふじわら の ていか)の和歌を各裏面に記した「色絵十二ヶ月色紙皿(しきしざら)」〔注:色紙形の角皿の意匠〕に始...
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乾山(けんざん)解説(1)

乾山解説(1)—空中斎光甫と乾山の出自乾山焼の図版を構成するにあたり、乾山(けんざん)に強い影響を与えたと考えられる空中斎本阿弥光甫(くうちゅうさい ほんあみ こうほ)の作陶を無視することはできません。彼の作品は仁清(にんせい)や乾山ほど大...
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仁清解説(3)

仁清(にんせい)—生没年不詳と後継・運営の実相仁清は、正保(しょうほう)期から明暦(めいれき)・延宝(えんぽう)期にかけて一貫して活躍した名工であり、江戸時代の陶工としては例外的に文献が多いにもかかわらず、生没年は確定していません。これは当...
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仁清解説(2)

仁清(にんせい)—御室焼(おむろやき)の性格と呼称の確立・技法の全貌御室焼〔注:仁和寺(にんなじ)門前に営まれた京焼の一系統〕が他の京窯と異なる性格をもったことは、当時の記録が圧倒的に多い点からもうかがえます。仁和寺と結びついた窯であったか...
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仁清解説(1)

仁清(にんせい)—資料の豊富さと御室焼(おむろやき)の創始江戸中期以前の日本陶磁史には未解明の点が多く、これは窯や陶工の消息を裏づける確実な文献や作品が乏しいためです。そうした中で比較的資料が多いのが、京焼〔注:京都の陶磁器の総称〕の仁清(...
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京焼解説(7)永楽保全(えいらく ほぜん)

永楽保全(えいらく ほぜん)の生涯と作域永楽保全は、青木木米(あおき もくべい)や仁阿弥道八(にんなみ どうはち)より若く、寛政七年(1795)に京都の織屋・沢井家(さわいけ)に生まれ、幼少期は百足屋木村小兵衛(むかでや きむら こへえ)薬...
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