2025-12

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楽解説(5) 了入(りょうにゅう)・旦入(たんにゅう)

楽解説(5) 了入(りょうにゅう)・旦入(たんにゅう)了入(りょうにゅう)は得入(とくにゅう)の弟として宝暦六年(1756)に生まれ、幼名は惣次郎(そうじろう)、諱(いみな)は喜全(きぜん)でした。明和七年(1770)に父・長入(ちょうにゅ...
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楽解説(4) 宗入(そうにゅう)

楽解説(4) 宗入(そうにゅう)宗入(そうにゅう)は養子とはいえ二歳で楽家に入ったため、茶碗作りの現場に幼少期から日常的に触れて育ち、成形・焼成・釉調整の一連を早くから体得しました。さらに養父である一入(いちにゅう)が示した長次郎(ちょうじ...
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楽解説(3) 一入(いちにゅう)

楽解説(3) 一入(いちにゅう)一入の用いた胎土は、長次郎以来の聚楽土〔じゅらくつち:京都・聚楽周辺で産した粗めの陶土〕のほか白土〔注:可塑性が高く発色が明るい陶土〕、さらには備前土〔びぜんつち:耐火度が高く鉄分に富む岡山系の土〕を混ぜ合わ...
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楽解説(2) 道入(どうにゅう)(ノンコウ)

楽解説(2) 道入(どうにゅう)(ノンコウ)道入(ノンコウ)の茶碗は、口造りが蛤端(はまぐりば)〔注:口縁をごく薄く貝殻状に仕立てる技法〕で、見込(みこみ)〔注:碗の内部中央から底にかけての見える面〕を広く取り、茶溜り〔注:見込に設ける湯・...
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楽解説(1)楽茶碗の成立と道入(どうにゅう)―長次郎から光悦へ

楽茶碗の成立と道入(どうにゅう)―長次郎から光悦へ桃山時代の天正年間(1573–1592)に京都で創始された長次郎(ちょうじろう)の楽茶碗〔注:京都・楽家に伝わる手捏ねの茶碗。黒楽・赤楽が代表〕は、日本の陶芸史に前例を持たない作風でした。ろ...
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唐津焼とは (其の七 唐津焼の種類と特色)

奥高麗(おくこうらい)古作の無地茶碗を指し、高麗茶碗〔注:朝鮮半島産の茶碗の総称〕に近い意匠と姿からこの名が生まれたと考えられます。口縁が開いた椀形で大振りの作が多く、胎土と釉膚はいずれも柔らかに焼き上がるのが特色です。焼成窯は確定していま...
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唐津焼とは (其の六 唐津と美濃の関係)

桃山期、東の美濃と西の唐津は、ともに施釉陶(せゆうとう)〔注:釉薬を施して焼成する陶器〕を主軸に展開した代表的窯場でした。美濃は古瀬戸(こせと)以来の系譜を延ばし、唐津は朝鮮渡来の陶工が李朝陶風を伝えて創始されたため、成形法には大きな差が見...
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唐津焼とは (其の五 都会の需要)

唐津焼(からつやき)は、美濃(みの)と異なり、基調としては雑器(ざっき)〔注:日常の飲食や貯蔵に用いる実用器の総称〕が多く焼かれたと推測されますが、その内実には茶道具(ちゃどうぐ)〔注:茶の湯に用いる器物の総称〕と重なる領域が広く、壺・皿・...
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唐津焼とは (其の四 桃山後期から江戸前期にかけて)

桃山後期から江戸初期の唐津焼の展開は、美濃陶芸と軌を一にして侘茶(わびちゃ)〔注:簡素・幽玄を尊ぶ茶の湯の様式〕の盛行が国産茶陶への需要を押し上げ、量産化を促した帰結とみられ、その端緒を大きく押し広げたのが文禄・慶長役でした。文禄元年、豊臣...
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唐津焼とは (其の参 唐津諸窯から)

唐津の諸窯から出土する陶片を総観すると、岸岳の飯洞甕や帆柱(ほばしら)窯、ないしその系譜に属する作が最古層を占め、器形・装飾ともに素朴で荒磯の魅力を帯びますが、文禄・慶長役を契機に朝鮮から多数の陶工が渡来して在来の陶工と合流し、各地に築窯し...
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唐津焼とは (其の弐 岸岳の諸窯)

昭和四十六年(1971年)に島根大学・浅海(あさみ)教授が実施した熱残留磁気測定〔注:焼成後に磁性体に残る磁化から焼成年代を推定する物理測定法〕の結果、岸岳の飯洞甕「下窯」は十六世紀末に操業を終えた可能性が高いと示されました。これは岸岳城主...
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唐津焼とは(其の壱 生い立ち)

現在わかっているかぎり、いわゆる唐津焼(からつやき)〔注:佐賀県唐津市周辺で焼かれた陶器の総称〕を焼いた窯は、佐賀県東松浦郡(ひがしまつらぐん)・伊万里(いまり)市・武雄(たけお)市・有田(ありた)町・長崎県佐世保(させぼ)市などに百基以上...
茶陶

伯庵茶碗(ばくあん ちゃわん)

黄瀬戸系の特異作として知られるのが「伯庵茶碗」です。名の由来は、幕府医官・曾谷白庵(そだに はくあん)が所持したことによると伝えます。瀬戸系のどの窯かは未詳ながら、土味や釉調から慶長(1596–1615)から元和・寛永頃の作と推定されます。...
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黄瀬戸(きせと)

桃山時代の美濃(みの)一帯では、やきものの様式がめまぐるしく展開しました。技術や作風は直線的に進歩するのではなく、戦乱の収束や茶の湯の流行といった外的刺激を契機に一気に跳ね上がり、景色(けしき)を一変させます。永禄(1558–70)から天正...
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