2026-01

主要産地

京焼解説(4)奥田頴川(おくだ えいせん)

頴川(えいせん)による磁器化の転回十八世紀後半、東山山麓の諸窯は作風の更新が鈍り停滞が指摘されますが、ここに新風を吹き込み京焼(きょうやき)を活性化したのが奥田頴川(おくだ えいせん, 1753–1811)で、彼の革新は京都では乾山(けんざ...
主要産地

京焼解説(3)古清水

古清水(こきよみず)の範囲と呼称「古清水(こきよみず)」と聞くと清水焼(きよみずやき)の古作だけを指すように思われますが、実際には東山山麓(ひがしやまさんろく)〔注:京都市東部の丘陵地帯〕の広域、すなわち南の清閑寺(せいかんじ)から北の修学...
主要産地

京焼解説(2)

京焼の展開(江戸中期〜幕末)江戸中期(元禄〜寛政)になると、当時の京焼(きょうやき)の中で独自の存在感を放ったのは乾山焼(けんざんやき)〔注:尾形乾山の作風を基盤とする京焼の一様式〕だけでしたが、仁清(にんせい)の御室焼(おむろやき)はすで...
主要産地

京焼解説(1)

京焼の成立と展開(江戸初期)江戸時代に入ると、京都(きょうと)は全国でも指折りの窯業地となりますが、室町末までは名高い陶器はほとんど生まれていませんでした。とはいえ陶磁と無縁ではなく、平安期には素焼や緑釉〔注:鉛釉に銅を加えた緑色の釉薬〕の...
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長次郎解説(6)

長次郎解説(6)宗入(そうにゅう)筆録の文書群によって、これまで記録上は見えにくかった宗慶(そうけい)が、庄左衛門宗味(そうみ)と吉左衛門常慶(じょうけい)の実父であったこと、宗味も一時「吉左衛門」を名乗り、宗味と常慶が実の兄弟であったこと...
人名

長次郎解説(5)

長次郎解説(5)山中道億(やまなか どうおく)は、利休(りきゅう)の孫・千宗旦(せん そうたん)について「不目利〔注:鑑識眼に欠ける意〕で取り違えが多い」と批判しましたが、たしかに宗旦は長次郎(ちょうじろう)に関して後世から責められても仕方...
人名

長次郎解説(4)

長次郎解説(4)長次郎(ちょうじろう)の陶法は、元祖と伝わる唐人「あめや(阿米也)」〔注:来朝したとされる陶工〕に始まり、南中国から当時「交趾支那」と呼ばれた現在のベトナム北部一帯で焼かれた交趾焼(こうちやき)〔注:低火度の施釉陶の系譜〕の...
人名

長次郎解説(3)

長次郎解説(3)半筒形(はんとうけい)〔注:口径に比べて高さがややあり、胴にふくらみを持つ筒状の器形〕の茶碗は、長く桃山様式の所産として天正年間(1573–92)に始まったと考えられてきましたが、近年の美濃古窯の発掘によれば、早ければ天文(...
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長次郎解説(2)

長次郎解説(2)長次郎(ちょうじろう)の茶碗が「宗易形(そうえきがた)」〔注:千宗易=千利休(せんの りきゅう)の好みに基づく意匠基準〕として天正十四年(1586)にはじめて茶の世界に現れたのか、あるいはそれ以前から利休やその周辺と関わりつ...
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長次郎解説(1)

長次郎解説(1)長次郎(ちょうじろう)の茶碗はすべて手捏ね〔注:ろくろを使わず手で成形する技法〕で一碗ずつ丹念に作られていますが、真に気迫が凝縮した名碗といえる作はそれほど多くありません。とはいえ注目すべきは、長次郎の茶碗がどれも一種の「格...
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楽解説(6) 旦入(たんにゅう)―慶入(けいにゅう)・弘入(こうにゅう)

楽解説(6) 旦入(たんにゅう)―慶入(けいにゅう)・弘入(こうにゅう)旦入(了入の次男・十代)の作風は、父了入(りょうにゅう)の影響を受けつつも技巧の誇示は控えめで、剃髪後は意識して稚拙味〔注:あえて素朴に見せる作為〕を求める傾向が強まり...
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